外国人に東京から退避の動き、
放射能汚染から身を守るため?
一昨日、12日の夜に友人からメールあり。曰く「北風が吹けば都内が汚染される可能性もあります。関東・東北地方の全住民の運命は、わずか数十名の東電技術者の双肩にかかっている状態です。民主党は何が起こっているのか認識できず、何をしてよいか分からず、現に何もしていません」、との友人とのメールのやりとりが報告され、結論として「至急、名古屋以西への避難をお奨めします」とのありがたい忠告だった。
そのメールにもあったのだが、一旦事が表面化すると、まず、食料、飲料水、ガソリンの問題がすぐ出てきます、とあったが、確かに近くのスーパー、コンビニには普段の数倍という買い物客が押し寄せ、その割に仕入れに支障を来しているため、品揃えはまばら、という状態だ。
そして、海外メディアは首都圏からの避難のニュースを流しはじめたし、ここは「国家非常事態宣言」を出すべきタイミング、昔風に言えば「戦時体制」と同等の事態だろう。なにせM9.0といったら関東大震災を上回る国内で過去最大規模だ。私は東京で生まれ、東京で62年間生きてきたが、「輪番停電」を経験するのはこれが初めてのことで、正直言って驚いている。
英紙が1面で日の丸に
がんばれ、日本
13日付の英紙インディペンデント・オン・サンデーは1面トップで日の丸の赤い円の中に「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」と日本語で大見出しを掲げ、東日本大震災の被災地に応援メッセージを送った。
脇見出しで同じ意味の英語を記し、「死者は少なくとも1700人、経済は大打撃、原発では爆発。だが日本は津波の被害から立ち上がろうと闘っている」と報じた。
ほかの各紙もほとんどが2日連続して1面トップで震災を報道。津波被害や救助の様子などの大きな写真付きで「消えた町」(メール・オン・サンデー)「死者1万人の恐れ」(オブザーバー)などと伝えた。(共同・産経ネット)
【東日本大震災】関連ニュースリンク
・ソウル新聞が1面に異例の日本語で「深い哀悼の意を表します」
・「日本には人間の連帯が今も存在している」タス通信東京支局長
・「被害の中でも規律保つ」インド紙が称賛の声紹介
産経新聞3月14日1
外国人に東京退避の動き 英紙報道
東日本大震災を受けて英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は13日、強い余震や福島第1原発の放射性物質漏えいに対する恐れから、東京在住の外国人が東京以西へ退避する動きが始まりつつあると報じた。
国際空港がある大阪や福岡が退避先として選ばれている。シンガポールやバンコク、香港、シドニーへ向かう航空機は予約で埋まっていることもあり、家族だけを大阪などのホテルに移すケースもあるという。(共同)
仏大使館が首都圏のフランス人に関東を離れるよう勧告
東日本大震災を受けて在日フランス大使館は13日、余震の可能性や福島第1原発での事故を踏まえ、首都圏にいるフランス人に対し、滞在すべき特段の理由がない場合は数日間、関東を離れるよう同大使館のウェブサイトで勧告した。
日本への旅行を計画している市民には旅行延期を呼び掛けた。(共同)
-----------------------------------------------------------------