2011年03月20日

2人救助

倒壊住宅から9日ぶりに2人救助

3月20日 18時39分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東北関東大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市の倒壊した住宅で、80歳の女性と孫で16歳の少年が、震災から9日ぶりに見つかり、救助されました。消防などによりますと、冷蔵庫のようなものが足に乗り身動きができなかった女性に孫が水や食べ物を食べさせていたということです。

宮城県警察本部によりますと、20日午後4時すぎ、宮城県石巻市門脇町で、行方が分からなくなっている人の捜索活動をしていた警察官が倒れた住宅の方向から助けを求める声が聞こえたため確認したところ、屋根の上に少年がいて、「家屋の中に人がいる」と話したということです。警察官が住宅の中を確認したところ、女性を発見し、消防のレスキュー隊と協力して午後5時ごろに女性を救出したということです。女性と少年の2人は警察のヘリコプターにつり上げられ石巻市にある石巻赤十字病院に運ばれ、警察によりますと、2人とも意識はありますが、少年は体温が低い状態だということです。警察によりますと、救助されたのは石巻市の阿部寿美さん(80)と孫の阿部任さん(16)の2人だということです。石巻広域消防特別救助隊によりますと、住宅のがれきの中に寿美さんが閉じ込められていて、冷蔵庫のようなものが両足に乗っていたため、身動きができない状況だったということです。孫の任さんは「自分ががれきの中にいたおばあちゃんに水や食べものを見つけてきて食べさせた」と話しているということです。消防によりますと、任さんもつぶれた住宅の屋根で、がれきに囲まれ外に出ることができなかったということです。また、2人が運ばれた石巻赤十字病院の医師によりますと、2人は地震が起きた当時、台所にいて、家が壊れたため、閉じ込められてしまったということです。2人は9日間、冷蔵庫の中にあったヨーグルトなどを食べてしのいでいたということです。孫の任さんが、母親に電話をして状況を伝えていましたが、母親との連絡が途絶えてしまったため、その後も救助が来なかったということです。屋根の上には出ることができたことから、任さんが、救助隊に合図をし、救助が来たということです。2人が見つかった現場は、旧北上川の川沿いの地域で、河口からおよそ1キロ上流の辺りです。この地区は、今月11日の地震の際に津波で住宅が押し流されるなど、大きな被害が出ています。



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